rappappanekoの日記 スピンオフ

「rappappanekoのらっぱ日記」番外編/闘病記

合言葉ズキズキワクワク

なんというかこの1年間ほどは、かなりの引きこもりだったのですが。

 

一月往ぬる 二月逃げる 三月去る

とはよく言ったもので。

少しずつ何かが動き始める春はすぐそこに。

 

ステージ企画をやりたい、こんな曲を演奏したい、たくさんの人に聴いてもらいたい。

こんなことを教えたい、音楽を広めたい、楽器を通して楽しい気持ちになって欲しい。

考えを巡らせまとめて、思いついたアイデアをメモして、そんな時間が一番楽しい。

 

私まだ、楽しめることがある。

心が動いて進んでいける。

 

身の周りで病気や死を見聞きすることが多くて、かなりダメージ喰らっていたのですが。

それでも動き始める時は動くんだな。

 

気付きの新年

年が明けてから、音楽のキャリアについて、仕事として楽器を演ることについて、少しシリアスに考え始めた。

決してネガティブな方向ではないけれど、2年前病気と手術の前とは、違う感覚で居る。その上でポジティブ、前進。

 

 

 

自分が望まない環境や人間関係からは、距離を置く。逃げることはいけないこと、みたいな必要のない頑張りはやめていい。

自分の過去の一生懸命をちゃんと認めてやること。尊重されていないと感じたら、その場を去ること。それは逃げでもなんでもない、当たり前に当然のこと。

世の中全ての人に好かれなくて良い。全ての人とうまくやらなくていい。

 

 

出来ないことをきちんと受け止めて認めること。人間には向き不向きもあるし、タイミングも限界もある。

出来ないと言うことが嫌で、出来るフリで全てに立ち向かって玉砕する、そんな消耗戦はやらなくていい。

変なプライドは捨てる。見栄も捨てる。

 

 

仲間を信頼する。互いにリスペクトして高め合って目的に向かって進んでいけるのは、幸運なこと。

もっと人間関係を大事にしよう。自分の本音や弱みをちゃんと見せても大丈夫。責任の所在をはっきりさせる限り、助けを求めてより良い結果に導こう。

 

 

 

 

私は今まで、どこかしら素直ではなかった、ポテンシャルのわりに高望みしすぎて、うまくいかないと不満を持っていた。

もっと、出来ている部分、達成した成果にフォーカスして、大事にしよう。

そうすればもっと、いい気分でいられて、より良いものを作っていけるはずだから。

少しづつ、音楽の日々

年が明けて、本格的に冷えてきました。

怒濤の如く過ぎた年末年始でした。

 

昨年は1年間かけて、

潜伏して足掻く→少し外向きに動く→助けが向こうからやって来る→おさまるべきところにおさまる

そんなふうに振り返ってます。

 

すると何故か、年末年始は急にいろんな動きがやってきて…で急に体調悪くなってダウン。

で、回復するとまた前へ動き出す。

1年前の私の状態を考えると、ホンマ不思議やな。。。

 

自分にとって大事なものと要らないものをちゃんと心で感じ取っていると、自ずと取るべき道はわかるようになるし、必要なタイミングでサポートも自然にやってくる。

 

音楽とはやっぱり、離れるわけにはいかんみたいです。

てな感じで、またいろいろ書いていきます。

感謝

10月以降、ひとまず演奏現場に復帰を果たしました。

良い演奏仲間と、演奏の場を下さった方、そして何より聴いてくださったお客様に感謝。

ほっと一息、次に向けて集中しています。

 

近況報告はまた改めて…

潜伏中、埋没中、実感中 音楽生活をもう一度

少しずつ、本当に少しずつ、音楽の時間を自分の生活に入れつつある。

肉体的にも精神的にも、およそ6ヶ月足らずで、完全にリセットされた感覚。

 

らっぱはもうなんといっても、吹く時間を増やすこと。

ロングトーンやアタック、イントネーションなど集中して、良い音と倍音の響きが聴こえたら、やっぱり単純に快感。そんなところを感じるところから始めている。

シンプルなメモリーで出来るメロディを。メロディフェイクとアドリブ展開に、少しずつ心が動いてきているのがわかる。嬉しい。

ただ…何コーラスか繰り返すともう、口の周りの筋肉が軽く痛み、吹き終わった後はぴくぴく痙攣する…。

そしてしょうがないけれど、音が決まらない箇所がぽろぽろある。ブレスとテンポを躊躇なく、ルバートならルバートで割り切って。

 

らっぱ以外に、歌ったり鍵盤で弾いたり、曲を思い出す。というか、出て来るにまかせる。楽しむ。

 

らっぱに対して、以前とは異なるアプローチにしている。

リセット、というより、リニューアル。ここまでの蓄積があるので全くのゼロからのスタートとはならないけれど、以前に戻る、んじゃなくて、新たに作る。

ああでも、これまでの師匠方に教わったデイリールーティンはどこかの時点で復活させたいな。

 

ふと浮かんだアイデアを書き留める。

レパートリーやアレンジ、ステージ企画や作りたい曲のアイデアなどなど。

 

有り難いことに、新たな演奏の機会のオファーも幾つかいただいて、少しずつ動き出しているところ。私のことを忘れずにお声がけ下さる方々には、感謝しかない。

でも、本当に申し訳なくて仕方がないのだけれど、今の時点ではお断りしているものもある。今の私の状態と能力では、プライオリティを決めて絞らざるを得ない。

自分の企画イベント、自分のリーダーバンド、自分のライフワークたるトラッドジャズ。

もうあそこへ一度戻れるなら、という気持ちでいる。

 

そしてさりげなく大事なこと。

とにかく音楽をたくさん聴いている。

ポップス、コンテンポラリー、懐メロ、洋楽、映画音楽、ラテン、などなど。

クラシック音楽交響曲、協奏曲、声楽曲、独奏曲など。

敢えて、ジャズとトランペットはあまり聴いていない。でも絶対に避けているというわけでもない。

自分の心が楽しくなる音楽に浸りたい、勉強ではない音楽の世界を知りたい、その一心。

気に入ったものは何度でも聴く。

 

音楽の変態度を増すべし。自由に心赴くままに愉しむべし。オタクと化すべし。

相変わらずフィジカルは足らないし、メンタルは病んでるけれども。

生きてます。とりあえず音楽の道は続く。

 

今月の検診、腫瘍マーカー含めて、異常無し!でした。

インターバルを経て、らっぱ生活

しばらくブログも、お休みしておりました。

SNSの類も、適度に関わりを薄めております。

(家族の介護などわたしの体調以外にも、状況は刻一刻変化していますが、私以外の者のプライバシーでもあるので逐一公開はしていません。)

 

来月のがんの定期検診を控えつつ、本格的にらっぱに戻ります。

確かマイルスの自伝にもあったけど、トランペットは現場に戻るまでに数ヶ月単位でトレーニングが必要。実感してます。

現場復帰は秋、9月以降になるかという希望的観測。実は徐々にスケジュールも入れて決めていただいているので、本番の難易度や演奏可能な時間のターゲットを見定めつつ、です。

 

奏法の感覚を完全にリセットするつもりで、毎日1回は楽器に触りつつミニマムに抑えて過ごすこと数ヶ月。

 

わかったこと:

らっぱを吹く感覚は、何十年も毎日吹く習慣のおかげで、容易に忘れることはない。

ただ、テクニックはダメになるし、スタミナは落ちる。

 

当たり前と言えば当たり前の事実。

 

今少しずつ、またらっぱに近づく。

あの感覚を思い出しながら。

夢中で吹いた遠い日々に記憶を至らせながら。

続・夢みる春眠

どこかハイクラスホテルのようなゴージャスな空間での、たぶんウエディング演奏。

でも私は何か、機材か楽器か肝心な何かを忘れて、会場を後に車で取りに出かける。

 

とにかく狭い、まるでどこかのテーマパークの乗り物みたいな車と路地をひたすら曲がりくねって走る…時計を見ながら。

間に合うのか間に合わないのか、いや時間はもう過ぎてしまったのか…

 

と焦りに焦ったところで目が醒める。

なんか笑えへんジョークみたいな夢やな〜

 

やっぱり私、演奏したいんかもしれん。