rappappanekoの日記 スピンオフ

「rappappanekoのらっぱ日記」番外編/闘病記

自宅にて療養生活に入る

今週初めに、自宅へ帰って来た。帰って来られた、帰る場所がある、ことが嬉しい。

 

手術後2週間で、痛みはかなり引いてきて、体の動きもスムーズになってきている。

まだまだ腹部を庇っての動作になるし、歩く速度も限られているけれど、なんとか普通に生活できるレベル。

 

 

 

今、気になっていること

 

「めまい」が再発している

4年前に酷いめまいで倒れて、治るのに3ヶ月近くかかってから、めまいの頓服薬は欠かせなくなっている。疲れが溜まったりストレスがかかる状況だったりの後、緊張が解けたタイミングで発症するよう。頭位変換型?というのか、頭の向きや位置を動かした時に起こりやすい。

今年に入ってからはあまりなかったのが、入院手術後4、5日経った頃から断続的にめまいが起こるようになった。

入院中からかかりつけ医に出してもらっている薬で対応して、少しマシになっているのか。

今回の主治医の先生は、子宮卵巣切除による更年期障害の疑いも言っておられたけれど、私の感覚では、全身麻酔手術や入院中の生活環境の変化という人生最大のストレスでめまい症状が再発した、という認識。はてさて?

そして余談、入院手術以来、これも結構しんどかった 頭痛、肩凝り、腰痛、が一切ありません。まあこれだけ痛み止め剤を服用し続けていれば、そうなのかも。ついでに言うと、術後も体温は37度台以下をキープしてました。退院直後に脚などが攣る感覚ありましたが、それも一時的なものだったよう。

 

腸の動き お通じ

入院中もこればっかりに悩まされたわけですが…

手術後はまだ流動食の時から、漢方薬ツムラの大建中湯ダイケンチュウトウ、顆粒状でちょっと辛いような刺激がある)+酸化マグネシウム(マグミット錠)を服薬していた。

たぶんだけれど、漢方の方は一時的には良くても、私の体質にはちょっと強過ぎたのかも。腸の動きが大きく活発になり過ぎて、傷の痛みに連動して苦しかった。血液検査で、肝臓の数値も悪く出てきたので、漢方は処方をストップされた。

今はマグミットのみで(それも退院時に処方が出てなかったので、私から頼んで出してもらった)、「自己調節可」ということで、服用錠数や回数を減らしていっているところ。

簡単にいうと、お通じに水分を含ませて柔らかくしてくれるのが酸化マグネシウムなのだけど、いつまでもこれに頼るわけにもいかず。腹筋や腸がどこまで排出する動きができるようになるかとの、折り合いをつけねばならぬ。

食事制限は入院後期から全く無いけれど、便秘は避けないと大変なことになりかねない。

とにかく手術後に、ガス開通お通じ開通まで「腸閉塞」の怖さで脅され続けたので。。。今後は食生活もいい加減では駄目ということやね。

この病気が判るしばらく前から、食べる量は減っていたのだけれど、今も口は食べたがっても胃はなかなか一度にたっぷりは受け付けない感触。

あと、今のところ失敗はしていないけれど、動きがスローなので、トイレに間に合わないのが心配で、早め早めに動いている。大でも小でも、我慢するのも今はきかない。実際問題、外出や仕事はまだ難しいだろうと感じる。

 

筋力の衰え

少し片付けものやキッチンに立つだけで、疲れる。ウォーキングという名のリハビリ散歩も、家人に付き添ってもらって30分ほどかけて近所をぐるっと回るだけ。まだ独りで外出はちょっと難しいかも…

長時間起きている、座っているのも疲れるので、横になったり。するとめまいが〜

脂肪も落ちたかもだけれど、筋肉も落ちたな…

このまま筋力アップ!だけを図りたいものです。

リンパ浮腫を避ける意味でも、便秘を避ける意味でも、肥満にならない方が良いのだそう。

 

呼吸の変化

ここ数日で気がついたけれど、深く息を吸うのが出来ない。いわゆる腹式呼吸というのが、難しい。胸から上で浅く息をしてると感じる。

腹筋を縦方向に30cmくらいは切断したのだから、まあ無理もないけれど。

気がついたら深呼吸するようにはしている。

 

メンタルの変化

病院で何度か、パニックで過呼吸のような状態を経験したのを、よくよく自分で考えてみた。一気にたくさんのことを考えてやろうとすると、意識も収拾がつかなくなって、悲観的になって、結果追い詰められるような気分になる、ようだと。

痛みにしろ苦しさにしろ、ひとつひとつ向き合って今の自分にできる分だけ集中して、取り組むべきだとつくづく思う。

音楽的なキャリアのことは…今は考えてもしょうがない。毎日やってたことを、止むを得ずやめたのだけれど。この歳でこれくらいの能力で、果たして前と同じくらい吹けるように、なるものなのだろうか。未知の世界…今は考えてもしょうがない。

今は自分に自信なんかない。家族に頼るしかない。自分を大事にしたいと思う。

夜は、余計なことを考えないように、ある程度の時間ぐっすり寝られるように、眠剤は欠かせない。

 

痛みと傷

術後2週間以上経って、痛みは日を追うごとに少なくなっているのがわかる。痛み止めは毎食後欠かせないけれど、追加の痛み止めはなくても大丈夫な夜もある。

身体の可動域も、大きくなっている。ゆっくりでも、しゃがんだり片足立ちしたり、胴をひねる動きも、ある程度できる。

腸の動きは、きっと普通の時なら大丈夫なんだろうけれど、今は動くたびに敏感に痛みとして感じてしまう。よく考えたら傷は、表面に見えてる部分だけじゃなくて、体の中の臓器にだってあるはずだし。

お腹の表面の傷は、最初違和感しかなかったのがだんだん見慣れてきたけれど、時々悲しくなってしまう。なんだか自分じゃないみたいな気がして。

傷の上のテープはまだ大部分が残っていて、かぶれたりしない限りは貼っておく方が綺麗に治るのだそう。昔と違ってきっとテープ自体の性能が良いんでしょうね。そして!もちろん抜糸など今は無いのです。噂には聞いてましたが、溶ける糸で縫ってあるので、時間経過とともに消えるのだそう。なんかすごいね、つくづく。

 

その他 後遺症など

なにしろ入院中は、「腸閉塞」「リンパ浮腫」の2つに脅かされて過ごした。いろいろ説明を受けても、気になってしょうがない。

おそらくお通じは改善しつつあるので、薬のコントロールで腸閉塞は先ず免れたかと。

リンパ浮腫に関しては…リンパ節を切除している以上、今後生涯にわたって気をつけるしかない。なんでも、術後10年以上経ってから症状が出ることもあるらしい。そして一度症状が出て浮腫みが酷くなると、元には戻らないそう。

とりあえず下着を緩いものにして、下半身を締め付ける衣服や靴を避ける。お肌のお手入れをする。ムダ毛処理は肌を刺激しない方法で。

あと退院前の診察で、下腹部にリンパ液が溜まっている部分がエコーで見つかっているので、それがうまく体内で吸収されているかどうか。

これらも気にし過ぎると、文字どおり夜も眠れないことになるので…

 

 

 

という感じで、音楽のこと仕事のこと楽器のこと、そんなのは頭の中にちょびっとしか残ってません、正直。

ただし、今週末に自分の企画コンサートはあるので、ネット上での宣伝活動、後方支援、連絡業務、それだけはやってます。コンサート当日は、リモートワークを予定。