rappappanekoの日記 スピンオフ

「rappappanekoのらっぱ日記」番外編/闘病記

復帰への布石

箇条書きにて候。

 

音楽仕事のこと

●信頼する同業の先輩や友人と、電話などで話す時間を作っている。私はついつい悲観的に考えてしまうけれど、視点を変える意味でも、励ましをもらうためにも、メッセージだけではなくて直接会話するのは、良い。

 

●と、このように音楽に対して少し上向きになってきています、気分的に。先々週あたりは本当にもうこれで引退する、くらいまで思い詰めてドン底を見たので…

命助かったんだから、もうあとは時間かかろうが何言われようが、好きなことをするしかないな〜と。

数ヶ月〜数年単位で、少し長めのスパンでキャリアを考えるべき、あまり感情的にならずに。

 

●ミュージシャンに友人には「生まれ変わった“赤ちゃん”なんだから、楽器の音が出ないところから、また始めて良いんだよ!」と。

先輩からは「今まで出てた音、感覚、奏法、全部リセットや。中学生の時のようにロングトーンや。」

らっぱ心の師匠からは、ご自身の闘病や信念についてユーモア交えてお聞きできた。

概して金管楽器奏者は、こういう病が理由のキャリア休止を「感覚のリセット」「奏法を見直す絶好のチャンス」とみる。

…私自身が、どう考えてどう動くか。

 

●同時に、各方面への連絡業務。これは頭が痛い。

本番に関しては少なくとも今年中は、今決まっているスケジュール以上は、入れない/お断りする方向。体力的に無責任に引き受けられない。

レッスンや教室をどうするか…基本的には一緒に吹くスタイルでレッスンを進めていたけれど、考え方を転換すべきか。

 

 

 

生活のこと

●ウォーキングを生活にどう取り入れるか。まずは日々歩いて体を動かすべし。体幹を取り戻す。

 

●体重はさらに、少しづつ減っている。良いのか悪いのか。体感的には今の身軽さを保ちつつ、筋肉の支えをつけたい。

 

●嬉しいことに、めまいはほぼ起こらなくなった。急に動かない、苦手な方向に頭を動かさないように、気をつけてはいる。

入院中一時的に肝機能に良くない数字が出ていたこともあって、薬を減らす意味でもめまい対処の薬は飲んでいない。

体や心のストレスが軽くなってきているのが自分でもわかるくらいなので、おそらくそれでめまいも自然に解決してきたのかもしれない。

 

●意外に自分はショートスリーパーかもしれないと。

退院前くらいから、スマホのアプリで睡眠時間を記録しているけれど、滅多に連続して7時間以上眠ることはなく。5時間+2時間とかのコマ切れで睡眠をとっているパターンが多い。

導眠剤はこの病気とは関係なくしばらく前から使っているけれど、服用すると長く寝ていられる気がする。これも睡眠の質の問題もあるから、一概には言えないけれども。

悩んでいると眠りも短く浅くなりがち。この1ヶ月は薬を使ってでも、きちんと寝ることを優先した。

何度か導眠剤ナシで就寝してみたけれど、やはり寝つきが悪く遅い時間まで眠れない、眠りが浅くてすぐ目が覚める、翌朝起きにくい。

薬がなくなってしまったので、かかりつけ医に出してもらいにいく予定。

この薬は眠る前だけだし、入院中から医師の指導のもと服用し続けているので、服用続けてもおそらく問題無いと思う。

 

●髪の手入れ ヘアカラーとカットをしに、近々ヘアサロンに行く予定。グレイヘアには早過ぎる。これを機会に、ヘアスタイルとカラーを楽しめたら良いな、と妄想中…

 

●すっぴんとヘアカラーを紛らわす意味で、帽子とメガネとマスクを身に付けるのがデフォルトになってはや2ヶ月。ショートカットにしてから、髪を耳にかけるスタイルがお気に入り。

で、耳周りが、メガネ・髪の毛・マスク・帽子で渋滞して乱れ気味…

 

●病気わかって以降から家のことをほぼしなくなったので、家人の家事スキル、特に料理の腕が上がること!私もう要らんやん、というくらい。これからはリハビリも兼ねて少しずつやらなアカンけど。ちょっとサボり過ぎやな。少しずつ前へ。

 

 

 

余談

●断捨離の実現を!

物理的にも、いろんなものへの執着を取り去る時が来たと実感している。

そして人間関係も…情に厚く心に寄り添うように努めて、丁寧に気を使うことは、悪いことではないし、私の性分でもあって、全部をいきなり変えることは出来ないし、しない。

でも、いい意味で自分を大切にして認めてやること、優先して続けたい。我儘、ということではなくて、プライドを高く、ということでもなくて。

これは身近で私を見守ってくれている人のアドバイス。しんどいことは今すぐ手放して、しなやかに強く居たい。

せっかく助かった人生、なのだから。

 

●そう、親しい人には打ち明けたのだけれど、若い時から私は「いつか自分はがんになる」となんとなく思っていた。

いろんなものを溜め込んで、少しづつ自分でも吐き出していく機会を持ってはいたけれど、自浄が足りてない、間に合ってなかったな、とつくづく思う。

今の私は、周りの人や環境や巡り合わせに、とても豊かに恵まれている。この機会に、私に要らないものを手放して離れよう。

 

●(どうでもいい話)前記事で「傷口がフランケンシュタインのよう」などと書いたけれど、正確には「フランケンシュタインの怪物のよう」。フランケンシュタインは、人造人間を作ったマッドサイエンティストの名前であって、創造物の方に名前は無い。この超有名な、メアリー・シェリー原作の怪奇譚によくある誤解だそうな。