rappappanekoの日記 スピンオフ

「rappappanekoのらっぱ日記」番外編/闘病記

出来ること出来ないこと ゆく年くる年

出来るようになったこと

小走り:いつのまにか、急ぐ時に「あ、私駆け足してる」「階段駆け上がってる」

楽器の掃除:半年ほど放置した楽器は、プロにあるまじき汚れ具合だった…

ウォーキング:10000歩越えも

 

出来ないこと

集中:散漫になった。曲が覚えられない・思い出せない。寝入り寝起きが悪い。

忍耐:すぐ疲れる。

ポジティブシンキング:ものごとを良い方に考えることが難しい。すぐくよくよする。投げやりになる。

 

今年はスゴい経験したんだから、もうちょっと人間として成長しててもいいはずなんだけど、そうもいかない。

新年はどんなふうになるんだろうか。

と思う年の瀬です。

 

追記 体の回復状況 心のもっていき方

術後初めて、前屈で胴体と脚がついた!

少しずつストレッチしてたのが良かったみたい。

 

そしてこれも術後初、V字バランスも出来た。1分間ほどキープ。

 

時々心ががふっとダークサイドへ傾くと、たまらない気持ちになる。

この時期なので、温かいものを補充するようにしている。お茶やコーヒーを飲んだり。

すると少しだけ、楽になる気がする。

 

音楽を聴く気分になかなかなれない。何を聴いても仕事になるような感じがして。

これは前からの傾向だけれど。

これらっぱでやってみたらどうなるか、とか、この人上手いな、とか。全然楽しんでないんよね。

バンド仲間に「(私のことを)真面目なんですよ、聴いてるところが違う」と言われたのを、ふと思い出す。

このあいだの復帰最初のバンド演奏、あの時の音の聴こえ方、バランスよく周りと自分の音がサウンドしてて、結構良かった。あれが救いにならないかな。

聞き流してみたらどうかな、と考えてる。全く関係ないジャンルとか。

せっかくデスクワーク満杯なんだし、聞き流す環境あるよね。

 

どうしても仕事上、苦手な人間関係に触らざるを得ない。心が重い…

如何にビジネスライクに徹するか。

 

少しずつ。

近況 術後4ヶ月 体と心

12月に入ってから寒さが厳しく、空気がピリピリして、手術の傷も時々ピリっと痛む。

気をつけていることは、体が冷えないようにすること。カイロ、おひとり様用ホット座布団、湯たんぽが大活躍! アロマや塩でバスタブ浴で温まってから、ポカポカのうちに就寝。

 

肩こりは時々(絶賛デスクワーク祭り開催中につき)、頭痛とめまいはかなり軽減していて辛くなることは少ない。

“らっぱを楽しく吹く”=深く息を吸って吐く、体を意識して動かす。

これを日々のエクササイズとして取り入れることを心掛ける。

幸い、基本のシンプルな動きは、出来ている。

普通に生きられる、食べて眠って息を吸って、体が動くって、素晴らしいことだ。

 

 

余談ながら、自称サッカー観戦プチマニアなため、この1ヶ月は大いに楽しみました。サッカーワールドカップ

ただそのため少々睡眠が不規則になりがち、しかし数少ない音楽以外に夢中になれること、ストレス発散になった!

10月〜11月にかけて明らかに眠りが浅くなっていたのが、今月は改善されてきている。

 

 

 

意図してか意図せずにしてか、このブログ、らっぱに関して裏アカっぽく綴っております。

数少ない演奏のお仕事では、間違いなく心楽しむ思いで癒されてもいるのだけれど、心傷つき悩むこともやはり有り。

 

ここのところ表向きの、外出を伴うお仕事からは解放されたので、振り返って考える時間ができている…

何故か今年の後半は、過去の出来事と向き合う場面が多かった。

 

音楽関係で、繋がりが途絶えた人から数年振りに連絡がきたり、ご無沙汰している人から何かと助けを求められたり、普段お会いしない人と偶然にもお仕事現場でご一緒したり、また普段から連絡取り合っている人とも昔話や打ち明け話に興じたりと、様々に思い出したり考えさせられることが連続して起きた。

病で、人間関係や仕事数々から距離を置かざるを得ない状況になった今の私に、このタイミングで何が起こっているのだろうと感じる。

世間から独り取り残されているような不安と、何かしらの啓示かも、という感覚…

 

痛感したのは、自分はもう前の自分と同じでないということ。我慢して嫌なことをするには、人生は短いということを知っている。

 

仕事現場ではもちろん楽しくコミュニケーションをとるのは大事だし、私もそう心掛けている。

しかしながらこんな言い方で申し訳ないけれど、まあなんと「自分ルールでゲームをしたがる人」が多いことか?!

 

歳を経るごとに、マイペースであることを意識して自認している私。

特に、このブログにもつい先日書いたのだけれど、自分にとって大切なものを優先することを心に決めている私。

 

最近の言葉を使うといわゆる、音楽や音楽にまつわることで「マウントをとる」のが習い性になっているような人には、できるだけうまいことして近づかない、同じ土俵には乗らないようにする。

何かを言わせるゲームを仕掛けてくるシチュエーションって、ホンマに疲れる。その手にはのらない。

 

若くて野心的だった頃は、何とかしてたくさんコネクションをもって、仕事に繋げたい一心だったこともあるけれども。

自分のハートが求めないつまらぬことにエネルギーを費やせば、自分がどんどんすり減っていって小さく縮こまってつまらなくなる。

意にそまぬ場に身を置いてまで、得たい仕事など無い。私の音楽上のポリシーや心の健康には代えられない。

 

 

楽しくコミュニケーションして、私の世界を広げてくれるような人間関係はちゃんとあるので、大切にすべきは自ずとわかるもの。

心温まるもののためになら、この先も歩き続けられるかも。

 

正直本当に、しばらく休みたい。

病み上がりで、人前で音楽をする機会があったから、戻る場所があったからこそ引退せずに済んだ、それは事実だと思うけれど、さすがに次から次へと忙し過ぎ刺激あり過ぎで、心が疲れきってしまった。

自分を癒して、生きていることを見つめ直したい。

 

まあいずれにせよ、しばらくはおうちに引きこもって、デスクワークとらっぱに向き合いますよ。

しばらくしたら何か、また始められる気持ちになるかも。それまでは…

思い返すことと新たに感じること

らっぱというものに向き合うことが難しい。

体も心も。

 

集中する、体にエアがめいっぱい入って、それをキープする感覚。

リリースする=サウンドする。

音が鳴る、聴こえる、響きを感じる。

 

基本これの繰り返し。

 

メロディを奏でて、楽しかった感触を思い出したい。そこに帰りたい。Quiero volver...

 

 

 

らっぱに復帰した時、エアが入る感覚をある意味オミットするしかなかった。

痛んで引き攣れて、息が自由に出入りできない感じ。体の柔軟性が無くて、大きく構えることができず縮んでいる中で体を使おうをもがいている感覚。

ここ2ヶ月の本番は辛かったし、だんだん疲れて怖くなってきていた。

音場の問題もあって、自分の音が聴こえなかった。

プロジェクト自体の性質もあって、自分の立ち位置を見つけるのが難しかった。

 

 

リセットすべく、出来るだけフレッシュな感覚で繰り返す。

セットして息を吸ってリリース。キープして音を聴く。セットして息を…

 

 

意外に感覚って無くならないのも事実。

私の歌は、私のもの。

 

 

 

人前で独りになるのは、苦しい。

プライド、というとしんどい印象だけど。

音を出すことに I'm proud of myself, that's it! と感じられたらいいかな。

 

自分の体を通して、良い音、良い音楽が出てくる感覚。

生きている證です。魂の弥栄です。

らっぱリスタート 71日目〜 に思うこと

個人的に新たな年が始まった。

新しい気持ちで、らっぱプレイ日記をノートに記すことにした。

 

らっぱ関連は本来のブログの方へ、病気にまつわることはこちらへ、を基本に綴っていくことにする。

 

 

 

これまでこのブログを読んでくださった方に、心から感謝を申し上げます。

特に実生活で繋がりのある方には、リアルにメッセージいただいたり対面でお言葉をいただいたりして、心温まる気持ちをいただきました。

 

私のスタンスとして、プライベートでもあり病にまつわることであまり良い話題ではないことから、ブログに綴るという道を選びました。

後から、意外に多くの思いもよらぬ方々もブログから私の様子を知って下さっていたと知り、恐縮で有り難く感じてもいます。

 

ブログで通りすがりに読んでくださった方も含めてなのですが、病気の早期発見が大事であるということを、声を大にしてお伝えしたいです。

病というものに向き合うのには、勇気も必要でした。信じられない、嘘であって欲しい、面倒はごめんだ…人間の弱いところも思い知りました。

そして、目に見えるところ見えないところ含めて、病気や障害に対して必要な医療が供され、寛容さやサポートが得られる、愛情のある世界にしていきたい。大袈裟かもしれませんが、そんなふうにも考えます。

 

この半年ほどのあいだ、辛さも葛藤も不安もあり、幸せも喜びも充実もありました。

これからの生きていく時間をどう使うか。

いっときは音楽をやめることも何度かよぎりましたが…自分のハートにちゃんと耳を傾けて、進んでいきます。

まずは以前のお仕事へ復帰させてもらえるように動き出しましたので、自分の心と体を大切にしながら、楽しんで、めいっぱい、やってみようと思います。

 

本来のらっぱブログはこちらから↓

https://rappappaneko.hatenablog.com

らっぱリスタート 62日目〜

12/1 計10分間

8:30~8:35

ディープブレス

ロングトーン 下ド 中ソ 上ド 下ソ ペダルド

22:40~22:45

スケール

タンギング

 

12/2 計10分間

13:40~13:45

ディープブレス

ロングトーン 下ド 下ソ ペダルド  中ソ 上ド 

20:10~20:15

 

12/3 計15分間

16:00〜16:05

ロングトーン 下ド 下ソ ペダルド  中ソ 上ド 

21:20〜21:30

体調が良くない。ストレス性だと感じるめまいが頻発。自分の企画に思いを馳せて音楽に集中している時は心楽しむ時間。やはり音楽が私の人生の救いになっているんだろうな、と思う。

明日、コンサートシリーズの企画が終わった瞬間、私は何を感じるのだろうか。

 

12/4 本番日

心から楽しく気分が揚がって、美しい時間だった。特別な時間、これはまた別にまとめて投稿予定。

しばらくは休みたいかな…

 

ここまで、自分のためにこの練習記録を記してきた。プレイ時間を客観的に見るためと、自分の状態を意識するために。

全体的に、焦ってパニック気味だと感じる。自分の力量が足りないのと、気持ちのフォーカスが難しくて出来ていない。本番の時間帯自体は、楽しめてはいるのだが。

 

※記入無い日はオフ日

リカバリー&リハビリに思う

病を得る、という経験は私に大きい変化をもたらしたと思っている。

 

見た目には、もうほぼ何の差し支えもないのだろう。

実際、体を動かすことに痛みはもうほとんど感じない。

 

季節的に身体が冷えるので、たまに引き攣れるような感覚はある。痛み止めを使うことは減った。

めまいと頭痛、肩こり、不眠は引き続き、ただしこれは以前からある更年期的な症状で、これも対症療法で投薬コントロール

 

今は心の問題が大きい。

 

他人と接するのが苦手になった。億劫だし、たまに怖くなる時もある。

賑やかな場を煩わしく感じることも。

 

自宅療養しながら少しずつ社会復帰、ただ私の仕事は基本、人前に出ること。

自分を作るし、装うことで成り立っている。

そんな時に幾つか、自分の心が試されるようなシーンが続き、疲れてしまった。

特に、苦手なシチュエーションがある。他人の心を推し量ることを強いられる場面が、本当に駄目、疲れてしまう。

どうして良いか分からず動揺して、やる気を失ってしまう。

 

あるいは、他人から向けられる一見悪気のない軽口で、かなりショックを受けてしまうこともある。

心身元気で健康なら、気にも留めないようなことなのだろう、しかしこれが今の私には堪える。

 

たまたま最近ネット記事で読んだのだけれど、とある がんサバイバーYouTuberさんが、闘病中はチャンネル登録者数が増え続けて、寛解した途端激減したとか。

まあ他人の病気など、深刻な状態でなければ話のネタに過ぎないわな、と皮肉っぽく考えもする。

 

 

気に病む状態が続くと、目眩や頭痛が増して、不眠や食欲不振に陥ってしまう。

これって立派な?心療内科案件なのかも。

病気が判明して手術の必要があるととわかった時にパニック状態で、病院からは精神科受診の必要があるか尋ねられたけれど、そういう激烈なのじゃなくて、じわじわ蝕まれていく感覚。

 

所謂くよくよとしてしまう、暗い考えを延々とぐるぐる巡らせてしまう。

音楽の場に復帰して他人と接する以上、自分の心が傷つくリスクは避けられないのだけれど。

 

そして確かに、純粋に演奏している場では楽しい気持ちもあるし、救いも感じている。

気心知れた仲間も確かにいるし、一緒の時間に安心するのも確か。

音楽の場を、避けるべきではない、順応する必要もある、と直感的に思っている。

 

心から楽しくて充実した本番の後は、身体は痛んで疲れていても、心が軽い。めまいが起こらない。めまいと頭痛は、本当にストレス由来だと思う。

 

幸いにして、カウンセリングというひとつの解決方法のきっかけをもらったので、試してみようと思う。

もっと自分を大事にして、自分の心が楽しむことを優先したい。自分にとって本当に大事なことにフォーカスしたい。

そうすれば、楽に楽しく生きられるんじゃないか、とぼんやり考えている。

カウンセリングの専門家からは、「自分で自分を撫でてあげるだけでも、気持ちが楽になりますよ」と教えてもらった。効果あると思う。

 

病気わかる前にやりたいと思い描いていたことが幾つかあったのだけど、今はとりあえず先送りにした。地元での活動と自分のバンドでの目論見、など。

私はまた、周りとうまくやっていけるんだろうか。不安ではある。

 

 

 

それにしても…時々下半身にところどころぴりぴりする軽い痺れたような痛みがあるのは何やろうか…気になる。リンパとか関係してたら、ちょっと嫌やな…

 

そうそう、傷口からちょっとだけ飛び出て尖っていた糸、先週くらいからだんだん柔らかくなって、昨日取れました。本当に今の医学ってすごいな。。。

 

そんな明日は、私にとっての新年おめでとうの日。