らっぱというものに向き合うことが難しい。
体も心も。
集中する、体にエアがめいっぱい入って、それをキープする感覚。
リリースする=サウンドする。
音が鳴る、聴こえる、響きを感じる。
基本これの繰り返し。
メロディを奏でて、楽しかった感触を思い出したい。そこに帰りたい。Quiero volver...
らっぱに復帰した時、エアが入る感覚をある意味オミットするしかなかった。
痛んで引き攣れて、息が自由に出入りできない感じ。体の柔軟性が無くて、大きく構えることができず縮んでいる中で体を使おうをもがいている感覚。
ここ2ヶ月の本番は辛かったし、だんだん疲れて怖くなってきていた。
音場の問題もあって、自分の音が聴こえなかった。
プロジェクト自体の性質もあって、自分の立ち位置を見つけるのが難しかった。
リセットすべく、出来るだけフレッシュな感覚で繰り返す。
セットして息を吸ってリリース。キープして音を聴く。セットして息を…
意外に感覚って無くならないのも事実。
私の歌は、私のもの。
人前で独りになるのは、苦しい。
プライド、というとしんどい印象だけど。
音を出すことに I'm proud of myself, that's it! と感じられたらいいかな。
自分の体を通して、良い音、良い音楽が出てくる感覚。
生きている證です。魂の弥栄です。